キングコング対ゴジラ オリジナル復元版 紙箱ビデオ |
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以下に「オリジナル復元版紙箱ビデオ」の特徴と「オリジナル復元版LD」との主な違いについて簡単に触れる。 1.冒頭の「東宝マーク」の映像は流用版を使用。16mm版、ニュープリント35mm版、共に音声はモノラルヴァージョン。 「オリジナル復元版LD」の項で述べた物と同じく、1961年の「モスラ」の「東宝マーク」が使用されている。 同時に流される伊福部さんのテーマ音楽は、出演者クレジット終了と同時にフェイドアウトし完全に消えるが、その後の本編の「皆さん〜地球は・・・」の部分にも音楽が残っている為、ここに修正が必要だと東宝映像事業部は感じられていたのではないか・・・。それを修復する過程の物が「オリジナル復元版・LD回収盤」となって出荷されてしまったのではないか、と推測している。 2.「コング、東京へ」のシーンで、1カット存在しない。 当時の紙箱ビデオでは、「オリジナル復元版・未編集プレス盤」と同様に、キングコングが東京へ移動を開始する際の1カットが足りない。
3.音声について。 この「オリジナル復元版・紙箱ビデオ」の「1カット足りないシーン」で、音楽は普通に続いている為、これらの作業に用いられた音声トラックは、新たにリミックスされたモノラル音源ではないかと推測している。 「1カット足りない」のであれば、音楽は飛ぶ筈である。 したがって、2019年現在、オリジナルのモノラル音声を聴く事が出来るのは、過去に発売されたドラマ編LP盤と、2014年発売のブルーレイのみだった、という事になるのかも知れない。 2種類のフィルムは、縦横比がそれぞれ異なる為、映像が切り替わるとサイズも変化する。 4.「赤ラベル」が初期リリース。「青ラベル」が後期リリース。 この「オリジナル復元版・紙箱ビデオ」は、ビデオカセットに「赤いラベル」のタイトルが貼られているが、「青いラベル」の物も存在する。 筆者はまだ「青いラベル版」の物は未視聴だが、もしかしたらもしかしたらである、オリジナル復元版のLD正規リリース盤をビデオテープ化した物が「青いラベル版」として売られていた可能性があるならば、私はそれを否定出来ずにいる。是非とも入手したい・・・。。 と書いたのですが、内容は全く同一でした。。 やっぱり「レンタル落ち」よりも「セルビデオ」の方が、テープの状態がよろしい・・・。。(2019年9月追記) |